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大学・大学院留学
 
近年の急速なグローバル化に伴い、多くの日系企業が海外へ進出し、また多くの外資系企業が日本へ進出している中で、今海外の大学・大学院卒業者が企業から注目を浴びています。語学力があり、海外で長く生活してきた経験を持つ海外大卒者は、企業側にとって非常に魅力のある人材となっています。


海外の大学に入るのは英語力の問題などで難しいというイメージがありますが、最近ではまず英語を勉強し、大学側が入学条件とする英語力に達してから大学の授業を受け始めることができるなど、非常に入りやすくなっているのが現状です。「海外の大学は、入るのは簡単だけれども出るのが難しい」といいますが、アメリカやイギリスの大学は入るのは簡単ではありませんが、実際に“入試”といったものは存在せず、日本でいう「センター試験」のようなものを受けて、そのスコアやエッセイなどを総合的に評価され合否が判断されるようになっています。日本の高校や大学を卒業した日本人留学生の場合、そのようなセンター試験を免除されTOEFLやIELTSといった英語検定のスコアと、高校や大学の成績、およびエッセイで審査する大学もあります。またイギリスやオーストラリアの学部へ入学するには、ファウンデーションコースと呼ばれる1年間の大学入学準備コースを受ける必要があり、そのコースの成績も合否の判断基準となります。ファウンデーションコースを受ける場合は、センター試験は免除されます。


大学・大学院留学は、英語だけではなく海外の大学で専門的なことを勉強したい方はもちろん、英語を本格的に話せるようになりたい方にもお勧めです。やはり語学学校で英語を勉強するのと、大学でネイティブと一緒に勉強し、課題をこなしながら常にネイティブとコミュニケーションをとっているのとでは英語力の伸びも違ってきます。まったく英語ができない状態で1年間語学留学して英語力をビジネスレベルまで伸ばすのは難しいですが、語学留学にプラスして大学や大学院で複数年勉強すればビジネスレベルの英語力が身につくのも夢ではありません。
3年制大学と4年制大学
英語圏の大学にはイギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど学部課程を3年制(理工系などは卒業までに4年、もしくは5年かかる場合もあります)としている国と、アメリカやカナダなど4年制となっている国があります。これには義務教育の期間と教育制度の違いが根底にあり、日本やアメリカは6歳で初等教育が始まりますが、イギリス、オーストラリア、およびニュージーランドでは5歳と初等教育開始が1年早くなっていて、またこれらの国の学生は、高校卒業までに日本の大学の1年にあたる一般教養課程を修了していて、大学1年目から専門課程を学ぶ準備ができているため、日本やアメリカの大学よりも学部課程が1年短くなっています。


そのため、日本の高校を卒業した後、イギリス、オーストラリアまたはニュージーランドの学部へ入学を希望する際は、ファウンデーションコースと呼ばれる1年間の学部入学準備コースを受ける必要があります。このファウンデーションコースでは、学部で勉強する際必要になってくるエッセイライティングや読解、プレゼンテーションなどのアカデミック英語を中心に学び、コース後半には自分の選考したい分野の基礎も同時に勉強します。


このように学部が3年制でも、ファウンデーションコースの1年を入れると実際には学部卒業までに最短で4年かかることになります。
2年制大学
2年制大学は日本の短大に当たります。アメリカやカナダでは“コミュニティカレッジ”と呼ばれる公立の2年制大学があり、規定の単位を修得すると準学士号である「Association Degree(アソシエーション・ディグリー)」やディプロマが授与されます。


イギリス、オーストラリアおよびニュージーランドでは一般的に準学士号というものがなく、イギリスではFE College(Further Education College)、オーストラリアではTAFE(テイフ)、ニュージーランドではPolytechnic(ポリテクニック)と呼ばれる専門学校で1〜2年で取得できるディプロマやサーティフィケートコースが受講できるようになっています。


またコミュニティカレッジや専門学校で準学士号やディプロマを取得すると、通常学部に編入できるシステムがあり、成績や大学によりますが4年制大学の3年や3年制大学の2年に編入できたりもします。
Conditional Offer−条件付入学
条件付入学とは“Conditional Offer”または“Conditional Acceptance”と呼ばれ、大学に入学したいけれども英語力が足りない場合、大学付属のESLプログラムや大学や語学学校の英語コースを受け、大学側が入学基準とするTOEFLやIELTSなどのスコア、またはそれ相当の英語力を身につけることを条件に入学が許可される制度です。アメリカでは提携語学学校などのコース修了者にTOEFLのスコアなしで入学を許可している大学がいくつもあります。留学に必要な学生ビザも語学研修期間を含め下りることが多くなっていますが、イギリスでは条件付入学では学生ビザが許可されないことがあるので、この場合は一度語学研修期間分の学生ビザを取得し、英語力がつき次第大学から“Unconditional Offer(無条件入学許可)”のレターもらって現地でビザを延長するようにします。


英語力以外の入学条件を満たしている場合、条件付入学では日本にいる時点で入学許可をもらうことができます。
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